討鬼傳二章~忍者速鳥
2015-01-27 Tue 10:19

あ、陽子。
なんか新しい任務が出てるみたいよ


よお、陽子


暇してそうじゃねえか。
ちっと任務に付き合えよ


ミフチ狩りだ。
そろそろ慣れたもんだろ


ササガニも一緒に大量発生してるらしいの


大和が今のうちに対処しとけって


ま、そういうこった


さすがにお子様と二人ってのはきつくてな


てめえと俺、どっちが強えか勝負といこうぜ


あのね……


言っておきますが、
私はキミたちより年上なの!


いつまでもお子様扱いしないでよね!


あ? どう見ても俺よりゃ……


う、うるさい!


……もういいわ。
早く行きましょ、陽子


……訳分かんねえ奴だな、ったく

---


速鳥てめえ、俺の獲物とりやがったな


信じられない……これ、一人で倒したの?


モノノフたる者の任を果たしたまで


とんだ骨折り損だぜ、なあ?

---


お頭、戻りました


速鳥か。首尾はどうだ


はっ。敵の“頭”を抑えるまでには、まだ……


ですが、指揮系統が存在するのは確か


下位の“鬼”から上位の“鬼”に繋がる糸。
今はそれを辿っています


分かった。
引き続き、“鬼”の行動を監視しろ


御意


苦労をかけるな


オオマガドキから、もう八年か……


……まさか、な

---


御免。
少しよろしいか


先だっての任務では、無駄足を踏ませた。
許されよ
(別にいい/いつも他人の任務を?)


(別にいい)
ならば安堵した


ついでと思って片付けたが、
間が悪かったようだ


自分は速鳥。
お頭から、貴殿に挨拶するよう言いつかった


忍、いや、モノノフたる者の任を果たす。
それが自分の存在理由


以後、よろしくお願いする


む?
これは……天狐!


くっ……何と愛らしい……


…………!


いや、何でもない


自分は自分の任を果たす。
貴殿も己の任を果たせ


……では、御免
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