討鬼傳二章~巫女と結界
2015-01-26 Mon 11:12

こんにちは、陽子さん

---


“鬼”の頭については、
今物見を放って調べさせている


お陰で“鬼”の発見報告が相次いでいてな


お前は引き続き“鬼”の掃討に当たれ


汝に英雄の導きがあらんことを

---


こんにちは、陽子さん。
どうかされましたか?
(結界は大丈夫?/千里眼って?)


(結界は大丈夫?)
はい、皆さんのお陰で。
小型の“鬼”くらいしか寄ってきません


千里眼で力を使ってしまって、
結界の強度が不安だったのですが……


これなら問題なさそうです


千里眼ですか?


千里眼は、いわば「眼」を奪う能力です


意識を同調させて、
相手の見ている景色を盗み見る


その際に、相手の心の中を
感じ取ることもできます


ただ、意識を同調させるためには、
その糸口となる残留思念が必要です


今回は、“鬼”の身体を構成していた
物質のお陰で上手くいきましたが……


残留思念が弱く、相手の眼を奪うまでは
追いきれませんでした


便利な力に見えて、色々と制約があります


見てはいけない物まで
見えてしまうこともあります


子供の頃は力を制御できなくて、
随分イヤな思いをしました


ただ、こうして皆さんのお役に
立てるのは嬉しいですね


巫女やモノノフの力は「結ぶ」力だと
言われているのをご存じですか?


人と結び、ミマタと結び、
天地万物と結ぶ


ただ……巫女の力は、
強制的に事物に干渉する能力


ミタマと信頼で結ばれた、
あなた方モノノフとは違う……


いつか私も、
そんな結び付きを得たいものです

---


ここは、のどかですね……


まるで全てがなかったかのように……


…………


……誰ですか?


これは陽子さん。
珍しいところでお会いしましたね


……僕に気配を感じさせないとは、
困った方です


昨今の鬼の襲撃の増加。
あなたはどう思いますか?
(別に/ちょっと不安)


(ちょっと不安)
僕もあなたと同じ考えです


“鬼”の組織行動も気になります


里を確実に守るには、
もっといい方法があると、僕は考えています


具体的なことはまだ秘密です。
他言は無用に願いますよ


では、陽子さん。
僕はこれで


また語り合いたいものですね

---


てめえか……


…………
(らしくない/何ヘコんでる)


(らしくない)
いや……ちっと昔のことを思い出しただけだ


……そういやてめえ、
巫女とは仲がいいのか?


神垣ノ巫女だよ。
他に誰が……って樒がいたか


まあ何でもいい


気をつけるこった。
巫女は命を燃やして結界を張る


結界の負荷が増えれば、寿命も縮まる。
ヘタすりゃあの世行きだ


守りたきゃ、“鬼”を絶対に里に近づけるな


……どっかのマヌケの二の舞になるなよ

---


こんにちは、陽子さん


「戦」の領域での任務が出てますよ


たくさんの英雄が争った時代、
戦国時代の風景が広がっている領域です


大坂城や、関ヶ原などが
出現していると聞いています


あと、毎日火山がドーン!って
噴火していて、とっても危ないです


溶岩地帯には近づかないでくださいね
スポンサーサイト
別窓 | 討鬼傳(中文版toukiden) | top↑
| いつかこの人生にYESと言おう |