討鬼傳二章~囮作戦
2015-01-21 Wed 08:48


桜花が“鬼”を引き付けてるはずだわ。
急ごう!


桜花、お待たせ!


待ちわびたぞ。
さあ、反撃だ!

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さて、行くか。
遅れるとまたどやされそうだ


美人の危機に、颯爽登場。
惚れてもいいぜ?


遅い。
さっさと戦いに加われ


熱烈なお出迎えで……

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これは陽子さん。
またお会いしましたね


囮作戦の実行中と伺いました。
モノノフの務めとは、厳しいものですね


どうか無理はなさらないでください。
いざとなれば私の結界が里を守ります


そういえば、お話ししていませんでしたね


“鬼”の侵入を防ぐ結果を張るのが
私の役目です


見えますか?
あそこにある大きな岩が


あれは結界子といって、
里を守る結界の媒介になってくれるんです


私の力を結界子に送り、
里の周囲に結界を張り巡らしています


小型の“鬼”一匹程度なら、
それで十分防ぐことができます


たとえ一匹といえど、
里への侵入を許すわけにはいきませんから


常に結界を張って、
里を守る必要があるんです


こう見えて、結構大変なんですよ?


ふふ、すみません。
大変なのは、みんな同じですね


……陽子さん


どうか里をお守りください。
謹んでお願い申し上げます
(任せて/どうかした?)


(任せて)
ありがとうございます……


私の力は、あくまで守るためのもの。
結界を破られたら、もう為す術がありません


結界を失い、全滅した里は数多くあります


北のアカツキや、
東のホオズキの里のように……


巫女も、モノノフも、
皆“鬼”に魂を喰われてしまったそうです


富嶽さんは、
ホオズキの唯一の生き残りと聞きます


未だ尽きせぬ怨讐に、
身を焦がしているそうです


もう誰にも、そんな運命を
背負わせないために……


一緒に頑張りましょう!
(頑張ろう/気が向いたら)


(頑張ろう)
はい……!


陽子さんの御着任を、
謹んで寿ぎ申し上げます


里の良き守り手となられますよう、
汝に英雄の導きがあらんことを

---


何か用か


富嶽の探している“鬼”か?


フ……気になるか


奴は元々この里の出身ではない


「ホオズキ」と言ってな。
ここと同じく、最前線の里があった


だが“鬼”に襲われて全滅した。
富嶽は、そのただ一人の生き残りだ


奴が羽付きの“鬼”を追うのも、
その辺りに事情があるのだろう


誰にでも過去がある。
お前にも背負っているものがあるだろう


それを受け止め、乗り越えることも必要だ


時には、その助けとなってやれ


……少し、喋りすぎたな

---


ああ? 何か用か?
(「ホオズキ」の里って?/仇を探してるのか)


(「ホオズキ」の里って?)
「ホオズキ」だと……?


……てめえ、誰に聞いた


チッ、大和か。
人の過去をペラペラ喋りやがって


……大したことじゃねえ。
どこにでも転がってる話だ


里が“鬼”に攻められて全滅した


そんで、マヌケが一人だけ生き残っちまった


そんだけの話だ


俺が追ってる“鬼”ってのは、
そん時、仲間の魂を喰った野郎だ


“鬼”に喰われた仲間の魂を解放する


それが俺の戦う理由だ
(悪いことを聞いた/手を貸す)


(手を貸す)
はっ、放っとけ。
てめえのケツはてめえで持つ


昔話はしまいだ。
さっさと任務に戻りな
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